禁煙という時代の流れ
昨年、健康増進法が改正され施設での屋内禁煙が義務となりました。
遊技場は、第二種施設に分類され全面禁煙にするか喫煙専用室の設置が義務付けられることになります。以前から議論が進められており、先をみこしてすでに対応されているオーナー様もいらっしゃいました。
来るべき時がきたという印象です。
全面施行が2020年4月1日からとなります。残り11ヶ月での対応が必要になります。
日遊協のファンアンケートによると遊技ファンの54.7%が喫煙するそうです。日本の男性の喫煙率が27.8%ですので遊技ファンの喫煙率は高い数値といえます。(私の父もパチスロファンで家では吸わないたばこを遊技をするときだけ吸っていました。)
そんな状況の中、喫煙専用室は様々な商品が開発され、雑誌で特集が組まれるなど活況を呈しています。
ずいぶん前から分煙スペースの開発をしているメーカーや新規参入の会社、異業種とタイアップして開発するなど、多くの会社が力をいれているようです。
遊技場の禁煙専用室の技術的基準は大きく4つです。
- 禁煙スペースに煙がもれないようにすること
- 出入口は喫煙室側に0.2m/sの気流があること
- 煙は外部に排気すること
- 標識の掲示をすること
※経過措置として、ある一定の基準以下の綺麗な空気にして禁煙スペースに排気してもよい
各メーカーの特徴をみていくと、短工期 低コスト 簡単設置(移設可能) 粉塵〇〇%以上カット …. といった文言が並びます。
当然、基準をクリアして低コスト、短工期でやることは重要なことですが、
私達東京オデッセイはもう少し利用する人(ファン)の目線で考えてもよいのではと考えます。ファンのために設置するのですから、、、
普遍的であった”たばこ”という存在
少し前までは、街を歩くと巨大な広告がいくつも並び、おばあちゃんが窓越しに座っている小さなお店が何件もありました。電車でも、喫茶店でも、仕事場でも、皆自由にたばこを嗜んでいたように思います。
当たり前のように日常の中にたばこがありました。
憧れの映画俳優がものすごくかっこいい吸い方をしていたり、(真似をして様にならない自分にがっかりしたりしていました) 綺麗な女優と煙のシルエットにドキドキしたり、常に誰かが画面の隅で吸っているような映画や、たばこを重要なアイテムとして製作された映画など、
表現の手段としてのたばこという側面も重要な意味をもっていました。
たばこを吸う=悪というイメージが定着し、肩身のせまい思いをしている愛煙家の方たちのために…
誰に気兼ねするでもなくたばこを楽しみ、気分転換もしくは思考にふけることができてハイテンションな集中状態や一息つくことができる空間としての[喫煙室]づくりが必要なのではないかと思います。
ただ普通の喫煙室ではなく、特別なSmoker’s Lounge(スモーカーラウンジ)として、遊技ファンの愛煙家に愛されるような空間、その具体的な案を検討しています。
- 女性専用のSmoker’s Lounge
- 一人専用のSmoker’s Lounge
- たばこの文化や歴史がデザインされたSmoker’s Lounge(紀元7世紀にはすでにたばこはあったそうです。。。)
- ちょっとドキドキするようなSmoker’s Lounge
- 映画とたばこの関係がデザインされたSmoker’s Lounge
などなど、今後ますます激しくなる競合の中で、他社と差別化できるSmoker’s Lounge(スモーカーラウンジ)を作っていくことで自社の優位性が獲得できるのでないかと考えています。
オデッセイのSmoker’s Lounge企画、ぜひご期待ください。