いよいよ2020年4月1日より「改正健康増進法」が全面施行されます。
4月からは、飲食店やパチンコホールなどの第2種施設も全面禁煙もしくは、喫煙専用室の設置が義務付けられます。
※2018年7月「健康増進法」の改正が行われ、すでに病院や行政機関などの第1種施設は屋内完全禁煙となっています。
「健康増進法」全面施行に向けて、パチンコホール様から喫煙室の計画のご依頼もいただいております。
ただ空いているスペースに喫煙室を設けるのではなく、東京オデッセイでは、たばこを吸う人へのオモテナシや、吸わない人への配慮のある環境づくりをデザインを通してご提供いたします。
東京オデッセイが手がけた最近の喫煙室デザインの事例をご紹介したいと思います。
既存のレストコーナーを分割し、新たに喫煙室を設けた例です。
ビンテージポスターをモチーフにした、オリジナルグラフィックの壁紙を壁面全体に施し、アートギャラリーのような空間でたばこを吸いながら、気分転換や、思考に思いふけることができる特別な空間を目指しました。
同施設の外部喫煙スペースでも、内部と同じコンセプトのもと、アートモチーフのグラフィックシートを施しました。
ただ分煙パネルを設置するだけでなく、デザインを施すことで、駐車場の一角の喫煙スペースに明るい印象を与えます。また遠い場所からの視認性をあげる効果もあります。
こちらのパチンコホールでは、新たに喫煙室5箇所を計画しました。
「SMOKING IN THE FLOWERS」をコンセプトに、これまでの喫煙室のイメージとは打って変わる、爽やかさや華やかさが感じられるデザインを目指しています。
スロットコーナーの中心に設けた加熱式たばこ専用喫煙室では、利用者の動線を妨げないことも考慮し角を削り、独立した印象的な空間となっています。
また既存のレストコーナーには間仕切りを設け、手前の部屋を加熱式たばこ専用喫煙室、奥の部屋を紙巻たばこ専用喫煙室として計画しました。
紙巻たばこ専用喫煙室では、将来的にヤニ汚れが懸念されるため、ヤニ汚れの目立ちにくい色を多く配色しています。
床材などは既存利用し、大きなイメージ変化を目指しながら、コストの最小化・工期短縮を心がけました。
▲左が紙巻たばこ専用喫煙室、右が加熱式たばこ専用喫煙室
誰に気兼ねするでもなくたばこを楽しみ、気分転換ができる、思考に思いふけることができる、気分がアガる、一息つくことができる一一一空間としての喫煙室づくりを考えます。
東京オデッセイでは、「喫煙室」ではなく「Smoker Lounge(スモーカーラウンジ)」として、遊技ファンの愛煙家のための特別な空間をこれからもご提案いたします。